

∩・∀・)こんにちは~筋肉料理人です!
皆さん、お元気ですかあ~
10月最初の日曜日、佐賀県みやき町は雨模様。下の子どもが遊びにつれていけと叫んでいましたが、上の子供は太鼓の練習だったんです。仕方ないんで嫁さんが練習に連れていき、その足で久留米市の青少年宇宙科学館のプラネタリュウムへ。私は一日中、自営の方の店番してました。私も一緒に行こうかな~なんて思ってたんですが、今日は「たかじん委員会」と続いてバイクの日本GPがあったので、店番しながらTV鑑賞し満足しました~昨晩は久しぶりにK1も観たし、昨日今日とテレビっ子してましたよ。
こんにゃくの煮しめを作りました。
わたくし、こんにゃくが大好きなんです。過去記事でも色々作ったし、レシピブログさんのレシピ本にもレシピを掲載していただきました。
☆
こんにゃくと大根のぴり辛サイコロ☆
鶏皮とこんにゃくの味噌煮込み☆
赤貝と長葱の雷こんにゃく☆
こんにゃくと大根のメン辛サイコロ☆
里芋とこんにゃくのメン辛サイコロ☆
大根皮のメン辛キンピラ☆
コンニャクとスパムのキムチ炒め今回、何故に突然コンニャクかというと、池波正太郎さんの「鬼平犯科帳」に出てくる「蒟蒻煮しめ」を作ってくれないかって相談されたからなんです。私が料理にはまった一つのきかっけは開高健さんの小説なんです。私は開高さんの本が大好きでほとんどの著作を読みました。その中の食談に大きく影響されたんですよ。開高さんの食味談を熟読していたおかげで飲食店でバイトはじめたときに凄く役に立ちました。開高さんの他にも東海林さんや椎名さんに影響を受けましたね。実は申し訳ないことに池波先生の小説は読んでなかったんですが、過去記事で作った
千切り大根のスープしゃぶ鍋は鬼平や仕掛け人シリースをすこ~し意識していました。
今回作った
蒟蒻の煮しめは鬼平犯科帳の一節を筋肉料理人風に再現したものです。
「ゆるせ」
平蔵は茶店へ入り、あたりを見回した。
変哲もない茶店である。
荷馬を外に繋いだ中年の馬方が一人、土間の腰掛で酒を飲んでいた。
平蔵は、茶店の老婆に酒をたのみ、塗笠をぬぎ、馬方から少し離れた腰掛にかけた。
老婆が、ぶつ切りにした蒟蒻の煮たのを小鉢に入れ、酒と共に運んできた。
唐辛子を振りかけた、この蒟蒻がなかなかの味で、
「うまい」
思わず平蔵が口にだし、竈の傍らに炒る老婆へうなづいてみせると、老婆は、さもうれしげに笑った。皺は深いが、いかにも人の善さそうな老婆だ。
『逃げた妻』
この行を筋肉料理人風に料理してみます。私としては当時の時代考証をしてから再現とも思ったんですが、地元の人に食べてもらうレシピなので、あくまでも筋肉料理人風、地元風の味付けにしました。
そんじゃ~さっそく(σ´∀`)σ行ってみよう!!蒟蒻の煮しめ 筋肉料理人風 作り方とレシピ材料 5人分
コンニャク 2枚400g
ゴボウ 100g
醤油 大さじ2~3杯
ミリン 大さじ4~6杯
日本酒 大さじ2杯
だし昆布 5せんち×5センチ
削り節 3g
タカノツメ 1/2本
一味唐辛子 適宜
サラダ油 小さじ1/2杯

材料はコンニャク、ゴボウ、醤油にミリン、日本酒、出汁に昆布と削り節です。このレシピの場合、コンニャクの歯応えが大事ですので、しっかりとしたコンニャクを使いました。幸い、地元の野口蒟蒻さんの蒟蒻が実にしっかりした蒟蒻で美味いんです。こちらのを使わせてもらいました。
①まずはゴボウの下処理をしましょう。
ゴボウはタワシでゴシゴシと擦り、泥とひげ根を落とします。包丁の背でこすると香りの強い皮がむけちゃうので、たわしで擦りました。
これを4~5センチの長さに切り、縦半分に割り、それを3つにくし切り(外から中心に向かい斜めに切る)しました。

切ったらすぐに水晒しします。ボウルに水を張って入れてください。しばらくすると水が茶色く変わってきます。
②こんにゃくの下処理をします。
こんにゃくにヌメリがあれば塩もみして水洗いしてください。
こんにゃくの両面に包丁で細かい切れ目を入れます。深さは3~5ミリ、幅はできるだけ細かく。

下の写真のように斜交いに切れ目を入れました。

こうすることで味が染み込みやすくなります。普通、コンニャクをころころと煮るときは、レンゲなどでチギリコンニャクにするといいんですが、鬼平にぶつ切りって書いてありますからね。飾り切りして一口のサイコロに切ることにしました。
切れ目を入れたコンニャクを長手方向に三等分し、それをサイコロに切りました。

←一口大のサイコロに切ります。
切ったコンニャクはたっぷりの水を張った鍋に入れ強火にかけます。沸騰してから5分煮て下茹でとします。下茹でが済んだらザルにあげます。

③鍋に下茹でしたコンニャクと水晒ししたゴボウ、汚れを拭き取った昆布、種をとったタカノツメを入れます。水をヒタヒタ(具が漬かるくらい、今回は400cc)に注ぎます。ここに醤油、みりん、日本酒を加えます。濃い味が好きな方は醤油、ミリンを多めに、甘いのが嫌いな方はミリンを少なめに入れてください。

沸騰したら弱火に落とし、軽く泡が立つくらいの火加減にします。
削り節をキッチンペーパー(厚手の不織紙、リード)で包み輪ゴムで止めます。

これを鍋に入れ、落し蓋かフタをして15分煮てください。下の写真ではクッキングシートで落し蓋しています。

15分煮たら落し蓋を外します。昆布と削り節を取り出し、強火にあげて沸騰させましょう。

ガンガン沸騰させ、水気を飛ばしてください。

煮汁が減ってきたら鍋をゆすり、焦げ付かないようにしながら水分を飛ばします。ほとんど水分がなくなったら火を消し、サラダ油を小さじ1/2杯加えて混ぜましょう。サラダ油がコクを入れ、照りを出し、乾燥防止になります。

小鉢に盛り付け、一味唐辛子を振って完成です。


筋肉料理人風「蒟蒻の煮しめ」完成です~
私的にはとても美味しかったですよ。なにせ、もとの蒟蒻が美味いですからね。適当に味付けすればまずくなるはずがないです。ゴボウを一緒に入れたのは旨味を入れるためですね。鬼平的にはどうかなあと思ったんですが、ゴボウの煮汁って美味いでしょう、ゴボウ自体も美味しく食べれるし、コンニャクの味を上乗せしてくれました。取り合えずつくってみて、改めてコンニャクって美味いなあと思いました。またバリエーションを変えて作りたいと思います。
味付けは醤油とミリンの量に幅を持たせています。お好みで調節してください。純然たる酒の肴、常温保存ならもっと入れてもいいでしょう。
(・∀・)そんじゃまた明日です。
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コメント
三十路オンナ
こんにゃく、大好きです♪
とっても味がしみていて、おいしそうです!
池波作品、私も大好きです。
小説やエッセイに美味しい物でてきますね。
うふふ
2010/10/03 URL 編集
おもちゃのひろくん
時代劇の小説に出てくる料理を再現するなんて面白いですね!
僕ははじめ人間ギャートルズに出てくるマンモスの肉が食べてみたいです!(笑)
先にマンモスを捕まえて来いと言われそうですが・・・(^_^;)
2010/10/03 URL 編集
占い師mecha
(^^ゞ昨日、蒟蒻の簡単煮付けを作ったんですが、
そっか、ゴボウと炊き合わせると良いんですね。
味が出そうだな~~、材料があるので作ってみます。
(゚▽゚*)盛りだくさんな番組が見れて良かったですね☆
2010/10/04 URL 編集
ローズ
これは我が家の定番です
ごぼうは入れなくてこんにゃくだけですが
シンプルですが美味しいですよね
婆様の得意料理です(わたしではなく・・・)
こんにゃくの煮つけの天ぷらなんかもします
大好物です
筋肉先生・・・
大根の葉
チャレンジしましたが
見事に失敗しました
ですが
大根の葉は腐るほどあるので
日々修行いたしますです
2010/10/04 URL 編集
筋肉料理人
蒟蒻ってのはよほど日本人のツボにはまってるらしく、
松尾芭蕉もたくさん句を残してますよ。
池波作品、これから勉強しようと思います。
2010/10/04 URL 編集
筋肉料理人
また挑戦しますよ~
マンモスの肉は憧れですね。
あれって売ってたんですよ。
2010/10/04 URL 編集
筋肉料理人
鬼平に出てくるんですよ。
ゴボウはいいですよ。
なんだかんだ言っても蒟蒻は臭いますからね。
ゴボウはいいです。
2010/10/04 URL 編集
筋肉料理人
こう言うのを作るのは年季が必要なようで、
私より母のほうが上手です。
こんにゃくの天ぷらは美味いでしょう!!
大根葉、色々できますから暇つぶしに挑戦挑戦ですよ。
2010/10/04 URL 編集