


こんにちは、筋肉料理人です。
一昨日、昨日と上京しておりまして更新が滞っておりました。今日から再開です。東京日記は後ほどまた。
今日の料理はイイダコ。イイダコと里芋の煮物です。
タコ、イカの料理はさっと過熱するか、じっくり過熱するかの2つに1つです。大根と一緒に煮るなら長時間煮るのもいいですが、今日は里芋、インゲンと合わせますので、さっと煮にしました。煮汁を煮立てた中に下処理したイイダコを入れ、2分煮たら取り出し、その煮汁で里芋とインゲンを煮て柔らかくなったらイイダコを戻し、鍋ごと冷水に浮かべて冷まし、冷めたら鍋ごと冷蔵庫に入れて一晩、味を染み込ませます。煮る時間は少ないですが一晩鍋止めしますので食べるのは翌日です。面倒ではあるのですが、煮物はこうしたほうが美味しいと思います。薄味でもしっかりと味が入りますからね。
イイダコの下処理生のイイダコを買ってきたら下処理が必要です。具体的には墨袋とワタ、目玉にクチバシを取り、塩でもんでヌメリを取ります。
1)イイダコの胴(頭に見える部分)をめくり、中にある墨袋とワタを指で引きちぎります。
下の写真は墨袋とワタを取ったところです。

2)目の横に切込みを入れ、目を押し出します。

3)イイダコをザルに入れて、たっぷりの塩をふりかけます。手で揉むとヌメリが出るので、しばらく揉み、ヌメリと塩が固まってきたら流水で流します。


4)足の付け根にクチバシがあります。
イイダコの足と胴を片手でつかみ、絞るようにするとクチバシが押し出されます。そこを骨抜きでつまみ取ります。

中央付近の黒いのがクチバシ

つまみとったクチバシ
これでイイダコの下処理が出来ました。なれると簡単ですが、慣れるまではヌルヌルです。
いいだこと里芋の煮物材料 5人分
イイダコ 500g
里芋 500g
インゲン 1袋(100g)
糸切り唐辛子 適量 あれば
A ※
しょうゆ 大さじ5
みりん 大さじ5
砂糖 大さじ5
日本酒 300ml
水 300ml
昆布 5cm角1枚
タカノツメ 1本 タネはとっておきます。
※しょう油・みりん各1に対して日本酒+水8の割合です。砂糖の量はおこのみで調整します。これは甘めの味付けです。
作り方
1)里芋は皮をむき、一口大に切っておきます。
インゲンはヘタを折り、筋がついてくれば引き抜きます。インゲンは半分の長さに切りましょう。
2)鍋にAを入れて煮立てます。煮立ったら下処理したイイダコを入れ、2分煮ます。

2分煮たら、取り出しておきます。

3)同じ鍋に里芋とインゲンを入れ、軽く煮立つくらいの火加減で里芋が柔らかくなるまで煮ます。リードで落し蓋をして煮るとアクが取れるし、適度に水分が飛ぶのでいい具合になります。


4)里芋が柔らかくなったらイイダコを戻して火を消します。

再びリードで落し蓋をしてください。鍋ごと冷水に浮かべて冷まします。

水を何度か換え、粗熱が取れたら冷蔵庫で一晩寝かせます。こうすることによって味が染み込むし、味に深みが出ます。翌日、器に盛り付け、糸切り唐辛子を散らしたらできあがりです。


「いいだこと里芋の煮物」の完成です~
さっと煮てから鍋に戻し、一晩、鍋止めしたイイダコは柔らかいのに歯ごたえがよく、味も優しく染みて美味しかったです。里芋とインゲンも実にいい感じでした。こういうのを食べるとしみじみ、美味しいなあと思いますね。これにはやっぱり日本酒でしょうね。
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