


こんにちは~筋肉料理人です!皆さん、お元気ですか~
きょうの料理は麻婆茄子です。花椒をたっぷり使った、痺れるように辛くて美味しい麻婆茄子をフライパンひとつで作ります。麻婆茄子は麻婆豆腐の親戚みたいな料理で、豆腐の代わりに油であげた茄子を使って作ります。油であげたなすはとろりとした食感で、四川風の甘辛、痺れるような辛さが加わると、めっちゃ美味しいです。今日のレシピでは茄子を油で揚げず、フライパンで焼いて作ります。とろりとした食感では劣りますが、ヘルシーに仕上がります。
麻婆の味付けですが、甜麺醤(テンメンジャン)、豆板醤(トウバンジャン)、豆鼓醤(トウチジャン)を使います。今回は簡単に甜麺醤(中国甘味噌)と豆板醤を使って味付けします。

どちらもスーパーの中華食材コーナーで売ってます。どちらも野菜炒めなどに使えるので、買っておいてもいいでしょう。開封後は冷蔵しておけば長持ちします。
そして麻婆と言えば花椒です。麻婆の麻は痺れる辛さって意味で、花椒(かしょう、ホアジャオ)の辛味をさしています。唐辛子の辛味は頭に突き抜けるような、頭から汗がでるような辛味ですが、花椒の辛味は舌と口の中が痺れるような辛味で、ある意味、爽やかさのある辛味です。最近は花椒がちょっとしたブームみたいで、コンビニグルメにも花椒を思いっきり効かせた商品があるので、知ってる方も多いと思います。


麻婆に必須の花椒ですが、市販品にはパウダータイプとホールタイプがあります。パウダータイプは粉にしたもので使いやすいです。ホールタイプは乾燥させた実そのままなので、ミルやすり鉢で挽いて使います。辛味はパウダータイプの方が感じやすく、香りはホールタイプのほうがいいです。今回は調理中にパウダータイプを使い、仕上げにホールタイプをすりおろしてふりかけます。
花椒でぴりっと美味しい麻婆茄子材料 2~3人分
豚ひき肉 160g
長なす 2本(350g)
長ねぎ 1/2本
豆板醤 小さじ2
おろし生姜、おろしにんにく 各小さじ2/3
花椒パウダー 小さじ1~
花椒ホール 小さじ1~
ラー油 お好みで
サラダ油 小さじ3
ごま油 小さじ2
A
湯 200ml
甜麺醤 大さじ1と1/2
しょう油 小さじ2
砂糖 小さじ1
鶏ガラスープの素 小さじ1
水溶き片栗粉
片栗粉、水 各大さじ1と1/2
まずは動画をご覧ください。
作り方
1)ホールタイプの花椒をすり鉢ですりおろします。おろしたての花椒は鮮烈な香りがします。
2)長ねぎはあらみじんに切ります。なすはヘタを切り取り、縦半分に切ります。それを横方向半分に切り、下の画像のようなクシ型に切ります(動画をご覧ください)。切ったら水に晒し(2~3分でいいです)。水気を切ったら、布巾やキッチンペーパーで水気を吸い取っておきます。


3)フライパンにサラダ油、ごま油を小さじ1づつ入れて中火にかけます。なすの皮を下にして入れます(一度に全部入らないので半量です)。皮が少し柔らかくなるまで焼き、その後、実にも焼き目をつけます。焼き目をついたら取り出しておきます。同じフライパンにサラダ油、ごま油を小さじ1づつ足し、残ったなすを同じように焼いて、取り出しておきます。


4)同じフライパンにサラダ油小さじ1を入れて弱火にかけ、豆板醤、おろし生姜、おろしにんにくを入れて炒めます。サラダ油の色が赤くなったら、豚ひき肉を入れて炒めます。刻んだ長ねぎの半分を入れ、豚ひき肉が焼けて、香ばしい香りがしてくるまで強火で炒めます。
※豚ひき肉にしっかり焼き目がつくまで炒めることで香りを出します。

香りが出たらAを加えて混ぜます。混ざったら、取り出しておいたなすを戻します。混ぜながら煮立て、煮立ったら火を消します。水溶き片栗粉(使う前に混ぜます)を、少し加えては混ぜる。を繰り返してとろみを付けます。
とろみが付いたら強火にかけます。鍋底が焦げるような勢いで沸騰させたら皿に盛ります。お好みでラー油をかけ、すりおろしておいた花椒をたっぷりふりかけてできあがりです。






花椒の辛味がピリッと効いた麻婆茄子の完成です! 口に入れると花椒の痺れる辛さと、豆板醤、ラー油の頭に突き抜ける辛さがダブルのパンチで攻撃してきます。痺れる辛味を感じつつ食べると、なすの柔らかな食感、麻婆の旨味が口に広がり、ビールも酒もどちらもいけます!麻婆は豆腐もいいですが茄子もいいですね~個人的には白いご飯がめっちゃいけました。甜麺醤や豆板醤、花椒など、使い慣れない調味料が多いですが、甜麺醤、豆板醤は炒め物に使えるし、花椒はレトルトの麻婆豆腐にかけると本格中華っぽい味になりますし、担々麺とかにかけるのもおすすめです。この機会に使ってみてください。
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2021/06/22 編集