
∩・∀・) 皆さん、こんにちは~
イシダイの二枚おろしと
三枚おろしでございます。
魚の三枚おろしは最も基本的な魚のおろし方で、小魚、超大型の魚意外は、
このさばき方で捌くといいです。
下に紹介する、おろし方は筋肉料理人の自己流です。
下の説明ではワタの処理をした後、上身からおろし、その後に下身をおろしています。一般的に下身からおろし、その後に上身をおろすんですが、私はこのやり方でやっています。教科書道理のやり方の逆ですのでご注意をお願いします。
関連記事→
魚のさばき方の基本2上の記事に「三枚おろし」等の魚のおろし方を書いています。
イシダイは真鯛と比べると縦に平べったい形をしています。

もうちょっと身が薄かったら、」縦にした平目みたいです。
平べったい形をしていますんで、鰭(ヒレ)と身の境目が解り難いですが、
指先で触ってみますと、
ここから先は身が無い、ここからこっちは身があるってわかりますよ。
三枚おろしの手順は、前回、ウロコ、エラ、ワタを取りましたので、
頭を落とす→左の半身を切り取る→右半身を切り取る
上の手順になります。
1)頭を落とす。
上の画像の赤線で頭を落とします。
後頭部、胸鰭(むなびれ)の後ろ、腹鰭(ハラヒレ)の後ろを結ぶ線です。
ここを、包丁を右に傾けて切ります。
魚の頭を右、腹を手前にしてまな板におきます。

魚の頭を左手でしっかり押さえ、包丁を右に大きく傾けて切り込みます。

中骨に当たるまで切り込みます。

魚を反対側に向け、同じように中骨まで切り込みます。
中骨まで切り込んだら、切れ目を広げ、中骨(背骨)の関節部分に
切り込んで切り離します。


包丁を右に傾けて切り込むので、V字型になります。
こうすると刺身の歩留まりが良くなります。

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2)二枚おろしにします。 「二枚おろし」はトップ画像の状態。
半身を外し、残りの半身には中骨がついた状態です。

まな板の上に頭を左、腹を手前にして置きます。

尾鰭の前に中骨まで切れ目を入れます。
その後、赤線部分に浅く切れ目を入れます。

包丁を滑らせるように、鰭(ヒレ)の付け根の内側に切れ目を入れます。
石鯛は皮が厚く、切り難いので、予め浅く切れ目を入れた方がいいです。

切れ目から中骨に添うように切り込みます。
一度に背骨まで切り込まず、赤線のように何度かに分けて切り込んだ方が
いいです。

途中からは上の画像のように切れ目をめくりながら切り込むと、
やりやすいです。
(鮮度が良い魚は無理をしても身が割れないです。鮮度が落ちてきた魚は
(熟成してきた)割れやすいので、無理をしないようにします)
次に背側を切ります。
先程と同じように浅く切り込みを入れます。


切込みが入りました。
皮の色が黒くて、切れ目が白いからわかりやすいですね。

切れ目から中骨に添って背骨(黄色線)まで切り込みます。
赤線の様に何度かに分けて切り込みましょう。

上の画像のように切れ目を開きながら切り込んでいいです。
腹骨を切ります。
身をめくり、腹骨の付け根を一本ずつ、包丁の刃先で切ります。
(腹骨は黄色線部分に入っています)

腹骨が切れたら身を起こしながら、繋がっている背骨の部分
を切り離します。

これで「
二枚おろし」が出来ました。
3)「三枚おろし」にします。 「二枚おろしと」同じ要領で捌くといいです。
違うのは背側→腹側と切っていく事だけです。
画像は鯛の三枚おろし

魚の保存方法 このイシダイは3キロあります。
普通の家族なら、半身を刺身にすれば充分な量があります。
「残りの半身は後日刺身にしたい。」 そんなときは

腹の部分にキッチンペーパーを詰めます。

新聞紙で2重に包みます。
新聞紙を湿らせます(濡れた手で触る位)

ビニール袋で包み、冷蔵庫で保存します。
冷蔵庫で保存する場合は0度以下で保存しない方がいいです。
鯛などの白身は凍りやすいので、チルド室で保存すると凍ってしまいます。
凍らない程度の温度で保存した方がいいです。
凍ってしまうと、解凍後の歯応えが悪くなっちゃいます。
次は皮引きと柵取り(刺身の準備)です。
関連記事
魚のおろし方の基本1 魚のおろし方の基本2 魚種別、魚のおろし方 カテゴリー石鯛
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コメント
はぎぞう
大型の魚を捌く時、頭の付け根の中骨を切るのが一苦労なんですよね~。
出刃包丁を使えば多少は楽になるけど・・・
やっぱり、ここだけは強引に力で切るしかないんですかね?
2007/06/04 URL 編集
筋肉料理人
大物のカンパチとかでも関節を狙えば大丈夫です。
腹を上にして切り口を広げてやると見やすいです。
2007/06/05 URL 編集
はぎぞう
裏返して捌いた腹の中から関節を狙うんですね!
今度、大物を入手したらやってみま~す♪
2007/06/05 URL 編集
mecha
でっかい鯵とか~カツオとか・・・。
でも~ホントに立派な石鯛ですよね☆
刺身だけでなくて~
色々なレシピになりそうです。
2007/06/05 URL 編集
筋肉料理人
2007/06/05 URL 編集
筋肉料理人
魚の捌き方は基本的にはみな一緒なんですが、
大きさが違うと戸惑いますよね。
今回は刺身、ズケ、こぶ締め、あら炊き、ちり鍋、
皮の唐揚げになりますよ。
2007/06/05 URL 編集